2006-04-03

対称性

私はスキーが結構すきで、今シーズンは3回の日帰りができるぐらいまで時間がとれるようになった。理由は子供二人がスキーを楽しむようになったから。CAD仲間のスキーツアーで同行したころは雪遊びがすべでだったけど、今年はついに親子4人で一緒に滑るように進歩した。今年は私のちょんぼで同行できなかったけど、来年こそは行きたいと思っています。

さて、本題の「対称性」だけど、スキーは完全に左右対称な運動になりえます。これは以外と、そういうスポーツが少なくて、かならず利き腕、利き足、癖などで対称性がなくなります。スキーは単純にゲレンデを降りてくるだけなら対称性はないんだけど、技術が上がってくると、どんな状況下でもきっちり滑るために対称性が必要性になってきます。右ターンが得意で、左が苦手っていっても、自然はそれを許してくれないし、かっこよく滑るためには、どんな状況でもつねに同じスタイルに見えるよう安定性が重要です。レースではポールセットの難しさもあるし、技術選みたいな形の場合も対称であることが重要なんですね。

さて、剣道ですが、スポーツというジャンルではないんですが、普通は対称性がありません。しかし、系統的に剣道を学ぶと対称性があります。普通は右中段に構えますが、じつは左中段という形もあります。構えにはすべて右、左がちゃんとあり、動作も対称となります。こうなると、剣道というよりは剣術という古さになりますね。いまでもそれを意識した稽古をする流派があるとは聞いています。私がはじめて剣道を習った先生はたまに「右諸手上段」の構えをとっていました。私は当時中学生ぐらいでしたから、どうしたらいいかわかりませんでした。なにせ、いつも打ち込む場所が無いんですから。
実際の刀をもっての斬り合いであれば、相手を惑わすには最高でしょう。しかし、そのための修行が大変かも知れません。