なぜか、今年はAU2006へ行くことになってしまって、11/26からラスベガスへ行って来ます。11/27には午前中の会議がセッティングされており、AUG-JPの代表としての仕事も多そうである。本来の本業は、必然的に止まってしまって、関係している方にはまことに申し訳なく思います。帰ってきたら全力でたちむかいます。
AUに行くことで、長男が団体戦の線種に選ばれた試合も見ることができなくなった。悲しい。
AutoCADで仕事をしている人たちにお願いです。
友人のブログを読んでいてでくわしたのですが、http://plaza.rakuten.co.jp/hkcals/にあるように、AutoCADクローンのCADが吐き出すDWGファイルは不正情報があり、AutoCADが異常終了するとか、わけのわからないトラブルを抱える原因になります。オートデスクはワールドワイドでAutoCADのトラブルの半数が不正DWGに原因があるとまで言います。だから、こういうDWGを扱うひとに、「おねがいだからAutoCADの世界に持ち込まないでくれ」と言いましょう。
AutoCADが高価で買えないなら、AutoCADの仕事はしないでください。そんな程度の人たちがあつかえるような仕事じゃありません。AutoCADのデータを扱うにはAutoCADを買うことが必須です。まちがっても不正DWGを持ち込まないでください。お願いします。とくにIntelliCAD信者の人、あんたたちはIntelliCADだけの世界で生きていってください。そしてAutoCADのDWGと区別してください。お願いします。私たちの幸せを脅かさないでください。
イベントが終わった。ユーザ会は後援する立場で、多くの講座を受け持った。担当理事としての仕事はとにかく終わった。そして、今度は本場のAUが待っている。なんと今年は派遣される事になってしまった。ユーザ会はAUGIの日本支部としての仕事を整理して、現地の理事と打ち合わせしてこなくてはならない。今から気が重い・・・
毎年秋はAUG-JPでオフ会かカレッジっていうイベントをやってきたけど、ことしはオートデスクが行うAUJ2006に後援ということで参加する。関係者はちゃんと申し込みするようにおねがいします。
オートデスク・カレッジ2005が無事に終わった。今回はちょいと事件があったので、それをしっかりと書いておこうと思う。
「ドラフター」は武藤工業(株)の登録商標です。
最初に断っておこう。これが今回のカレッジの事件の騒動のひとつであった。
カレッジのプログラムには講演者・演題と講演要旨が書かれていた。その講演要旨のところに
電子ドラフタ(製図CAD)の枠を越えて、設計ツールとしての・・・・
この「電子ドラフタ」が「ドラフター」を一般名称的に使用しているという指摘であった。そして、「ドラフター」の後に(登録商標)の表示を入れるか、「ドラフティングマシン」に変更しろって言ってきた。当然だけど、商標いれたら変な文章になるし、ドラフティングマシンってのは機械装置的である。文章のなかの「ドラフタ」だけを切り取ればそういう指摘はあるかもしれないが、その部分は「電子ドラフタ(製図CAD)」って書いてあるだろうと言いたい。また、武藤工業は自分のドラフターの宣伝文句に“設計製図機械の代名詞ともなっている「ドラフター」を・・・”と書いている。なんか、むちゃくちゃ言ってないか?
その理由は、登録商標が一般呼称化すると抹消されるために、そうならない努力をしているという事らしい。しかし、「電子ドラフタ」って言葉はWeb探すと何カ所かで見つかるし、ほとんどCADの世界の話である。
私がもっとも腹をたてるのは、クレーム付ける相手、あるいは相手のグループっていうのは、そもそもほとんどがドラフターのユーザ、オーナーなのである。そういう相手に、こういうクレームつけるなんて、なんか企業としての姿勢が間違ってないかと思うよ。AUG-JPは何か利益を上げるための団体でも無いし、こんかいのカレッジのプログラムで利益を得るわけじゃないんだ。商品とかに使われている例をを見つけて、そっちに指摘をしてやって欲しいものだ。なんで我々のところだけを狙ったピンポイントな指摘をしてくるんだ。やるなら、他も同時につぶしていってもらいたいものだ。
結局は、Webに掲示されている問題箇所を「製図CAD」に置きかえることで決着をつけた。ドラフターに関する話じゃないし、ドラフターを示しているわけじゃないんだから、登録商標であることを表示すればおかしな事になる。それに特定企業だけを、そういう扱いにするわけにもいかない。
私はこの件に、取引先の武藤工業の営業をとおして、最初の指摘(メールで来た)を取り消すように要望したのだけど、カレッジには間に合わなかった。直前にWeb担当に送られてきたのが、先ほどの「一般呼称化すると取り消される」って説明であった。
だけどね、世の中にはもっと一般的につかわれちゃって、それでも商標となっている例はいくらでもあるんだ。たとえば「キャタピラー」とかね。これは米国キャタピラー社 (Caterpillar Inc.) の登録商標なんだ。いまでもちゃんと登録されている。どういう風に使われているかはググッてみればわかるだろう。「宅急便」これもヤマト運輸の商標である。でも、当たり前のように使われている。つまり、取り消されるなんてのは、自分の都合の良い理由付けであって、こっちの事など考えたことじゃないんだ。ユーザだろうがなんだろうが、噛みつければ、あとはどうでも良いのだろう。
ってことで、私はAutodeskとのサブスクリプション契約の代理店として武藤工業と取引してきたけど、こんな冷たい、ユーザをユーザとも思わないような会社を通して契約することも嫌になった。そもそも、なんでAUG-JPサイトのその部分を指摘するのかって話もあるんだけど、そんな事はどうでもいい。ようは、AUG-JPが、武藤工業のお客である私を含めた他の人たちが、そういう扱いを受けたという事実だけなんだ。商標が取り消されようが、なんだろうが、それはこっちの都合じゃない。こっちが出来ることは、あとはお客じゃ無くなることだけなんだ。
こういう事をブログに書く私は、じつは以外とセコイかもしれない。(笑)それに、おまえは「商標」って意味がわかってないって言われるかも知れない。私も商売をしているから、「商標」はいかに大切な物で、それを他人が侵害してはならないことは理解している。でもね、今回のことは、そういう事とは違うと思うんだ。
音信不通だった友人が訪ねてきた。どうやら仕事しすぎで、体を壊し、精神を壊し、動けなかったらしい。かれは事業主で、機械装置の設計製造をおこなっていた。私の同業である。ただ、仕事のジャンルではぶつかることが無く、お互いに情報交換をしながら仕事をしていた。しかし、彼の仕事の仕方は尋常ではなかった。寝ないで平気。呑んでも仕事する。精力的に動き回る。機械が完成するまで休まない。そりゃすごかった。でも、結果は先に書いたとおりである。今は動けるようになったので、自分の会社をたたみ、勤めに出ることにしたという。しかし、まだ壊れているように思う。「機械の世界から足をあらって、あわてない仕事についたら?」と言ってみたが、どうだろうか。
訪ねてきた理由はAutoCADの使い方の相談であった。かれは「ジニアス」のユーザであって、それがないと図面が書けない。なんでも、今度の勤め先と予定されているところはすっぴんのAutoCADらしい。ジニアスらしいカスタマイズの方法を探っているようであるが、私のアドバイスは「ジニアスをすっぱり忘れて、AutoCADを覚え直す」である。彼は今後、AutoCADを使えるようになるのだろうか。その前に、ちゃんと体と心は直るのだろうか。
よく、現場は2Dの図面しか必要としていないから3D-CADはいらないよって話がある。
そうなのだろうか?たしかに2Dの図面は旧来のものである。でも、σ(^^)の環境では現場には2Dであるが、考えるのは簡単な物でも3Dである。2Dだけで考えるって事はほとんどなくなった。最終目的が2Dの図面でも、3Dのプロセスは必要なのである。仕事で2Dだけしか必要ないから・・って事は私は言えない。CADは3Dの時代なのである。3D-CADを使う私からいうと、2Dの図面はCADがある程度勝手に作ってくれる物であり、最初から全部図面を書くって時代じゃないのである。